質入れ・質預かりは簡単だけどカードローンよりも利息が高い

質入れ・質預かりは簡単だけどカードローンよりも利息が高い

お金を借りたい場合、真っ先に思いつくのはカードローンであり、審査がどうなるのか気になるところです。しかし、カードローンの場合、その時点で別のカードローンで多額の借金があったり、多重債務だったりすると当然ながら審査をパスすることができません。

 

そうした際に頼りになるのが質です。質ならば、質入れ・質預かりも簡単にすることができ、審査も必要ないため、お金を借りることを拒まれることもありません。質入れ・質預かりのルールなどを知ること、そして、質のデメリットの部分などを知っておくことが大切です。

 

質屋は品物を預ける代わりに一定の金利でお金を借りることができます。

 

質入れ・質預かりの期間は3ヶ月を原則としており、これを過ぎると店側に所有権が移り、処分されてしまいます。これを質流れと言います。

 

質屋のメリットはなんといっても審査が行われないことであり、仮に質流れとなってしまっても信用情報に傷がつくということはありません。そして、その場ですぐに融資をしてもらえることや、貸したお金を早く返してもらうよう催促するということもありません。

 

これらを可能にするのが質独特のシステムです。質屋で融資してくれるお金は質入れ・質預かりした品物を基にしており、店側でつけた評価額の範囲内で貸し出しをしてもらえる仕組みとなっています。

 

仮に質流れとなってしまったとしても、店側は質流れになった商品を売ってしまえば貸したお金が回収できるよう、しっかりと把握してから貸し出しています。

 

貸したお金が返ってこないから返してもらわないといけないと一生懸命回収に乗り出すということをしなくても大丈夫なようになっているのです。また、客側のメリットとしては借りすぎる心配がないというものです。必要以上にお金を借りてしまうとついつい使ってしまうのが人間の心理で、後々後悔することになります。質ならばそうした心配はありません。

 

質入れ・質預かりの対象となりがちなものとしては腕時計や宝石、バッグ、ブランドの服などがメインとなり、これらでほとんどを占めます。

 

利用するのは40代、50代が多く、意外にも借りる金額は10万円までが半数以上を占めます。カードローンの場合は、なかなか数万円だけ借りるという使い方では利用しにくいイメージが根強く、質屋のように数万円、場合によっては1万円程度を借りたいという場合でも積極的に利用することができます。

 

そして、女性も多く利用し、テレビでも盛んに取り上げられていることから、質屋を利用しやすい雰囲気があります。こうしたことからも、質入れ・質預かりは簡単にでき、お金をすぐに借りることができるという印象が根強く浸透しています。

 

しかし、質屋の利用にあたってデメリットがあります。それはカードローンより金利が高いという点です。

 

質屋の金利は年利ではなく、月利です。そのため、金利を年利換算にした場合、100万円以上借りた場合でも年利20%以上、1万円未満であれば年利換算100%に近い金利となることもあります。明らかにカードローンよりもお金を借りる場合にかなりの利子を支払うこととなってしまいます。

 

また、質屋によっては金利の計算方法が違う場合があります。

 

暦月計算というもので、月の途中で質入れ・質預かりをした場合、月が変わると1ヶ月のカウントとなってしまいます。つまり、1日に質入れ・質預かりをしようが、最終日に質入れ・質預かりをしようが、同じ1か月分としてカウントされることになります。

 

大手の質屋のように、満月計算と呼ばれる、1ヶ月借りれば1か月分の利子を払えばいいというところもあるため、質入れ・質預かりを検討する場合、計算方式がどうなっているかを確認することが求められます。

 

質屋に質入れ・質預かりをする場合、原則3ヶ月ということになっていますが、利子を払うことで質流れの時期を延長させることも可能です。

 

例えば、10万円を借りた場合、金利が月利6%であれば利子は6000円となります。そして、3ヵ月後には18000円となります。カードローンと違うところでは金利が雪だるま式に膨れ上がるものではないということです。3ヵ月後には11万8000円を返せば質から出すことができます。

 

質流れだけはなんとしても避けたいが、元本を返すお金もないという場合には利息だけを払い、期間を延長してもらうということができます。元本を減らしたいという場合には減額分のお金と利息を持っていけば元本を減らすことも可能です。

 

質屋でお金を借りる場合、カードローンと金利の計算が違うことや質流れのタイミングなどを事前に知っておき、賢く利用するということができます。

 

また、家に不要な貴金属などがある場合にもそれを質入れ・質預かりすることでお金を手にすることができ、借りている時に買取という選択もすることができ、その場合にはさらにお金をもらうことも可能です。カードローンより金利がかかることは盛んに言われていますが、その影響を受けるのはあくまで3ヶ月間であり、しかも、利息を払うのは質から出す場合です。このあたりもカードローンとは違うところです。

 

質を利用することで今すぐにお金を作り出すことは可能であり、質流れになってもいいものを利用すればそのダメージも特にありません。ただ、どうしてもお金を作りたいからと形見の品を質に入れる人も多く、その場合には注意が必要で、金利やその計算方式をあらかじめ確かめることが大切です。